●No.1-1 日本ーアラスカ mobile 1-1 [オートバイの旅モバイル版]
オートバイの旅(玉井洋造の旅1976世界) モバイル版
オートバイの旅No.1 日本ーアラスカ mobilel 1-1
これは1976年のバイクによる6大陸17万キロの旅の全写真集です。
訪問先; 北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア
旅行期間 1976.08.03~1979.09.30
走行地図
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1976/08/02 東京の下宿
出発の前日は、東京の下宿で寝た。4畳半の部屋の家具類は、大阪の実家に送り返してある。何もない部屋は、夏なのに寒々としていた。畳には陽光に焼けた跡が残っている。旅のザックだけが部屋の隅にごろりと横たわっていた。
窓をあけたまま、畳の上に大の字になって寝た。畳から8年間の東京での青春が匂ってきた。この旅のために、何もかも投げ捨てた。会社も7か月前にやめていた。その準備中のことを思い出しながら眠ってしまった。
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●No.1-2 日本ーアラスカ mobile 1-2 [オートバイの旅モバイル版]
オートバイの旅(玉井洋造の旅1976世界) モバイル版
オートバイの旅No.1 日本ーアラスカ mobile 1-2
これは1976年のバイクによる6大陸17万キロの旅の全写真集です。
訪問先; 北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア
旅行期間 1976.08.03~1979.09.30
3年半のオートバイの旅が始まった。
箱出しを港の人たちが助けてくれました。
● No.1 -3日本ーアラスカ mobole1-3 [オートバイの旅モバイル版]
オートバイの旅(玉井洋造の旅1976世界) モバイル版
オートバイの旅No.1 日本ーアラスカ mobile1-3
これは1976年のバイクによる6大陸17万キロの旅の全写真集です。
訪問先; 北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア
旅行期間 1976.08.03~1979.09.30
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東京からサンフランシスコへ飛ぶ。自分の隣には、かわいい女の子がふたりいて、楽しい旅の始まりだったが、機内はエンジンの音がうるさくて、一睡もできなかった。
シスコでカナダのバンクーバー行きの飛行機に乗り換える。いちばん最後に降りたものだから、2時間半の乗り継ぎ時間は、たちまち過ぎ去り、空港係員に付き添われて廊下を走った。荷物検査もそこそこに飛び乗った。やれやれと思っているうちに、バンクーバーに到着。たくさんの計画書を見せて、2か月半の滞在許可をもらった。外へ飛び出すと、すでに11時半。空港の待合室で寝ようか。ホテルを探すにもまったく見当もつかない。今日は特別だと、タクシーで安ホテルへ連れて行ってもらった。
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● No.1 -4日本ーアラスカ mobile 1-4 [オートバイの旅モバイル版]
オートバイの旅(玉井洋造の旅1976世界) モバイル版
オートバイの旅No.1 日本ーアラスカ mobile 1-4
これは1976年のバイクによる6大陸17万キロの旅の全写真集です。
訪問先; 北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア
旅行期間 1976.08.03~1979.09.30
ー私のテントはツエルト。小さくて簡単なものだ。
空き地でキャンプ
ー北上する。
ータバコを吸うと、体が温まるように思えた。
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バンクーバー市内は、高層ビルが立ち並んでいた。ちょうど出勤時間。人々は忙しく行ったり来たりしている。そんな人たちに混じって、20キロのザックを背に船会社を探した。ザックの中はバイクの部品ばかりで、シリンダーも2つ入っていた。信号待ちしているのが苦しいぐらいの重さだ。こんなにすごい荷物で、バイクは大丈夫かなと不安になる。なにしろ、わずか250ccのバイクだ。
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● No.1 -5日本ーアラスカ mobile 1-5 [オートバイの旅モバイル版]
オートバイの旅(玉井洋造の旅1976世界) モバイル版
オートバイの旅No.1 日本ーアラスカ mobile 1-5
これは1976年のバイクによる6大陸17万キロの旅の全写真集です。
訪問先; 北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア
旅行期間 1976.08.03~1979.09.30
ー6月は暖かいだろうと思ったのだが、寒い。
ーまだ、荷物の位置が定まりません。バイクはヤマハRD250。
ー空き地を見つけてはキャンプ。自炊道具はありません。パンをかじりました。
ーなかなか元気なポーズが取れません。寒いのです。
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港の税関倉庫で書類をそろえ、バイクの受け取りの成功。倉庫の前で梱包の木枠を分解する。そこで働いている人たちが大きな斧などを使って手伝ってくれた。きのうは旅の足であるバイクがなくて、寂しかったが、もう嬉しくて、無我夢中でバイクを箱から取り出した。バイクには一滴のガソリンの入っていない。倉庫の人たちは、手伝ってくれたばかりか、ガソリンまでくれた。代金を払おうとしても受け取らないのである。
バイクにすべての荷物が、なんとか乗っかった。自分のすわるスペースはほとんどない。ガソリンタンクの上に半分乗っかる格好だ。
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● No.1 -6日本ーアラスカ mobile 1-6 [オートバイの旅モバイル版]
オートバイの旅(玉井洋造の旅1976世界) モバイル版
オートバイの旅No.1 日本ーアラスカ mobile 1-6
これは1976年のバイクによる6大陸17万キロの旅の全写真集です。
訪問先; 北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア
旅行期間 1976.08.03~1979.09.30
ー日本の景観とは違い、雄大です。
ー真直ぐで平坦な道路。
ー少しは寂しい気分になりました。
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バンクーバー市内を走りだす。右側通行だ。注意して走った。そんなことが、いっそう外国を走っているという気分にさせる。ビルの谷間を縫って、きょろきょろしながら進んだ。
バンクーバーで日本人の家庭に3日間滞在し、市内のあちこちを走り回った。時どき左折の時に左車線に入ってしまい、前方から車が来るのでびっくりした。ガソリンスタンドはセルフサービスというのもあって、どうやってよいものか分からず困ってしまった。
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● No.1-7 日本ーアラスカ mobile 1-7 [オートバイの旅モバイル版]
オートバイの旅(玉井洋造の旅1976世界) モバイル版
No.1 日本ーアラスカ mobile 1-7
これは1976年のバイクによる6大陸17万キロの旅の全写真集です。
訪問先; 北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア
旅行期間 1976.08.03~1979.09.30
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アラスカへ旅立つ日の朝、バイクが盗まれてしまった。(ああ、旅はもう一巻の終わりか。)
なんてことだ。市内はどこを走っても美しく、良い町だった。住宅地は整然としていて、きれいな前庭が続き、とても泥棒なんていそうにない。バイクの鍵を掛けることもなく、家の前の道路に放置したまま寝てしまった。そしてアラスカへ向かって出発する日の朝、バイクがなかった。まったく恥ずかしい話だ。
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● No.1 -8日本ーアラスカ mobile 1-8 [オートバイの旅モバイル版]
オートバイの旅(玉井洋造の旅1976世界) モバイル版
No.1 日本ーアラスカ mobile 1-8
これは1976年のバイクによる6大陸17万キロの旅の全写真集です。
訪問先; 北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア
旅行期間 1976.08.03~1979.09.30
ーキャンプ場です。
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ラッキーにも、泥棒さんは子供だったらしく、裏の通りに転がされていた。たぶん重たくて、それ以上押していけなかったのだろう。サイドミラーがもぎ取られていたが、バイクを取り戻すことができて、息を吹き返した。
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● No.1 -9日本ーアラスカ mobile 1-9 [オートバイの旅モバイル版]
オートバイの旅(玉井洋造の旅1976世界) モバイル版
No.1 日本ーアラスカ mobile 1-9
これは1976年のバイクによる6大陸17万キロの旅の全写真集です。
訪問先; 北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア
旅行期間 1976.08.03~1979.09.30
ー観光スポットとして有名な所です。
ーダート道路では転倒し、バイクも泥だらけです。デスクブレーキが利かない。
ーもう少しでアラスカだ。
ーユーコン河を渡ります。
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そんな事件があって、出発は昼になった。市内を通り抜け、アラスカハイウエーへ向かった。道はすぐ砂利道になった。車とすれ違う時、お互いに100キロ以上のスピードだ。石が跳ね上がり、ビシッと風防に当たって丸い穴があく(おそろしい)。時には手の指に当たり、顔を歪める。それ以来、車とすれ違うたびに顔を反対側に向け、一瞬目をつぶってしまう習性が身についた。
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● No.1 -10日本ーアラスカ mobile 1-10 [オートバイの旅モバイル版]
オートバイの旅(玉井洋造の旅1976世界) モバイル版
No.1 日本ーアラスカ mobile 1-10
これは1976年のバイクによる6大陸17万キロの旅の全写真集です。
訪問先; 北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア
旅行期間 1976.08.03~1979.09.30
ーユーコン
ーユーコンを行き来していた蒸気船の推進機です。
ー客船部がありました。
ー山がでかくなった。
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カナダの風景は、やはり広大だ。広角レンズがなくては、全然カメラの中に納まらない。えんえんと続く樹林の中を走り進む。3日目、やっと晴天になった。昨日までは朝と夜が雨で困ってしまった。テントの長さは180センチ、ボクの身長は182センチ。足がテントから出てしまって、寝袋の足のほうはびしょ濡れだ。
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